maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

気力のつく薬膳

今月の薬膳教室は「気力のつく薬膳」がテーマでした。

薬膳では味自体に「効能」があると考えられているそうで
五味それぞれの効能と、どんな食材が当てはまるかをお勉強。

おおまかに書くと、
酸味・・出すぎるものを止める
苦味・・余分な熱や水分を取る
甘味・・胃腸の働きを良くする
辛味・・めぐりを良くする
鹹味・・しこりを取る

私、先週末は楽団の合宿で二日間楽器を吹きっぱなしだったのですが
その前からの不摂生と合宿の疲れがたまり
月曜日は「2,3発殴られましたか??」っていうぐらい目が腫れ、顔がむくんでいました(-"-;
こういう時は体の中の余分な水分をとる「苦味」に分類される
ゴーヤとかごぼうとかセロリなどを食べたらいいのかな^^?

先生の話で面白いなぁ・・と思ったのは
例えば「お腹がピーっとゆるくなってしまっている」場合。
冷えなどから来るときは出過ぎるものを止める効果の食材を使いますが
もし食中毒などで下○になっているときはどんどん出した方が良いので「酸」は使わない・・など

「とある症状」=「この食材」
ではなくて、どうしてこの症状になっているのか原因を追究した上で
その根本を改善するのに適したものを選んであげるのが良いということ。
自分や家族の体ときちんと向き合ってないといけませんよね~。

そしてもう一つは前回も習っていたのですが
「ダメ」が一つもないこと。
冷え性な人が体を冷やす食材である冷奴をどうしても食べたくなったら
「冷えるから」とダメなのではなくて
あたためる作用のある「生姜」と一緒に食べると冷→平となるので体を冷やし過ぎないo(^。^)o

だんだん面白くなってきました^^

さて、先月初回授業の時に調理に時間がかかり、大幅に授業時間をオーバーしたためか
今月は時間のかからないスピードメニューでした

「気力のつく薬膳」
ひよこ豆のご飯(気虚
かつおのグリル(気虚
・春菊のおひたし(気滞
・大根サンド(気滞


教室に炊飯器が一つしかなかったため、ご飯は先生がまとめて炊いてくれましたが
固形コンソメを使った上に、玉ねぎやにんにくも入っているのでとってもいいお味^^

カツオにも、ねぎ+にんにく+生姜などを混ぜた味噌を塗り、パン粉を混ぜてこんがりとグリル。
こんなに簡単なのに、ご飯もすすむし・・きっとお酒も・・(笑)

大根サンドは見た目もとても綺麗ですよね。
大根塩もみして、三つ葉をはさんだだけですよ!
気の巡りを良くする効果があります。


そして、春菊のおひたしは陳皮の粉(温州みかんの皮を乾燥させたもの)をまぶして
のりを使って細まき風に。
大根サンドで使った三つ葉の茎ももったいないのでいれちゃいました(笑)

普通にお料理してても結構楽しいですが
「体と相談して必要な食材を使ってみる」という楽しみが更に増えた気がします。