maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

☆ウエストサイド物語 シネマティック・フルオーケストラ・コンサート☆

ウエスト・サイド物語
シネマティック・フルオーケストラ・コンサート

2012年9月22日 18時~
国際フォーラム ホールA

東京フィルハーモニーオーケストラ
指揮:佐渡裕

1961年に公開された不朽の名作「ウエスト・サイド物語」の映画上映50周年を祝い
新しくリマスターされた映画の上映と共に、生のオーケストラ演奏を楽しめるという
素晴らしいコンサートが企画されました。
早々とチケットを確保して、とても楽しみにしていたのですが
ようやくやってきた~\(^^)/


映画の始まりはマンハッタンの街並みの絵というか影というか。
5分ほど画像は変わることなく、この作品内の音楽を良いとこどりで演奏

曲に合わせて画面の色が変わるのみなので、映画なのに耳がフルに活動します。
オペラの序曲のイメージなのかも知れないけど
物語が始まる前に先に音楽を耳に入れておくことで、
後でストーリーと一緒に曲が流れた時に
自然と話の中に引き込んでしまう効果があるんじゃないかしら?

さて、この映画でのオープニングもこの日はもちろん生演奏

いつも我が家のテレビで見ている(聞いている)と、どうしても平坦な音になりますが
音の強弱というか、うねりというか、大音響の中でこれから始まるストーリーへの期待がどんどん高まる!

そして、音楽が最高に盛り上がったところで画面はマンハッタンの空撮に変わります。
ゆっくりとウエストサイドに寄っていく間
口笛とフィンガースナップ・・
きゃー。私は既に泣きそうです(何故?・・かはわからない)

物語が始まってからは、あのマリアやトニーの歌声を
生演奏に乗せて楽しめることに大興奮。

でも、映像上の歌に併せてフルオケの演奏をするって
とんでもなく難しいことだと思うのですよ。
歌うほうは演奏にお構いなしに歌っているのですから(笑)
正直、数箇所ずれたところもありましたが
全然気にはなりませんでした。

それどころか、ダンスホールのシーンでの賑やかな楽曲では
パーカッションの躍動感と、トランペットの雄叫びに鳥肌が立ち
私が一番好きな「One Hand One Heart」では
その優しい旋律に涙涙


本当に素晴らしい企画です!

この前代未聞の企画を考えて実行しただけでも凄いと思うのですが
やっぱり佐渡さんが指揮をしたというところも
大きな見所、聞き所でした。
佐渡裕といえば、レナードバーンスタインの弟子

そうです
この曲を作った師匠の思いを
50年の月日を経て愛弟子が表現するのです。

記載が前後しましたが
コンサートの始めに、佐渡さんのスピーチがありました。
この映画の公開は1961年。
そして、バーンスタインの初来日も1961年でした。
更には、佐渡さんが生まれたのもこの年なんですって。
とても深い縁を感じるとおっしゃっていました。

私も大好きな指揮者である佐渡裕さんの演奏で
これだけの素晴らしいコンサートを聴くことができて、本当に幸せです!

次は更に50年後・・?
コンサートに行く元気はない・・年代になってるのか・・

いや、まだ80代後半でしょ。
きっと行くな。ホールまで
(笑)