maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

ありがとうございました^^

10/12(祝)
所属している楽団の定期演奏会が終了いたしました。
まずは、お越しいただきました皆様、本当にありがとうございました。
そして団員の皆様お疲れ様でした^^(ファン限定にしたら読めないでしょって(笑))

ここ数年、秋の定期演奏会というと思いっきり背伸びをしないと届かないような大曲
(でも、もちろん大好きな曲ばかり)が多く
団員もどんどん増えていく中で、実はワタクシ夏くらいから悶々と悩みを抱えておりました。

選挙などの仕事で土曜日の練習に出られないのは、致し方ない。
合宿も結局選挙真っ最中だったのでお休み・・これもどうしようもない。
本来だったら、こんなに練習に参加できないとわかった時点で
今回は本番もお休みするという選択肢を取るべきとわかりつつ・・。

でも、やっぱりみんなと吹きたい。
カラオケボックスで一人コソ練習に励んではみましたが
それでも合奏に毎週きちんと出られないのは本当に致命的でして・・。

終にはパートの父さまに
「そんなに他にやることあるんだったら、何も楽器吹くことないじゃないか。少し考えろよ!」と言われてしまい
それでも辞めることを考えるだけで涙が止まらなくて吹きたくて吹きたくて。

自分であれこれ予定入れて(仕事だけでなく、三線の本番も直前でしたしね)首を絞めているので、
他の皆さんに迷惑かける前に自分でなんとかしなければいけないことなんですけど、
今年はどうにも全てが空回り(予定の調整も自分の心も)。

8月にRENT公演のため珍しく東京長期滞在していた結香ともいろいろ話をする機会がありました。
彼女はいつでも「これを今やる!」と決めたら
他にももちろん彼女なりに大切にしているものをいったん全部仕舞っておいて
やるべきことに全力で集中する。
やりたいものぜーんぶ両手に抱えていっぱいいっぱいになってる私とは大違い。

でも私、どうしたらいいんだろう・・(T。T)
と考えることもしばしば。

トロンボーンパートもすっかり世代交代の波が押し寄せていて
私いなくても十分。うん。むしろ居ない方が・・。と卑屈になったり。

演奏会前日までうじうじとそんなことを悩みつつ、シクシク痛む胸を押さえつつ迎えた本番でした。

でも、あのホールのステージに座って、みんなと一緒に音を出す。
今回も本当に素晴らしい演奏会になったんです。
一部では私が中学生の時に始めてトップを任されて死ぬほど(?)練習した思い出の曲
エリクソンの序曲 祝典
二部でゲストとして競演したイケメンサックス君は中学生?高校生?の頃にうちの団に入ってきた元団員。
彼がこんなにも音楽家として成長している姿を同じステージから観られて本当に嬉しかった。
三部、ドボルザークのスラブ舞曲8番。
あの流れるようなリズムの中で色鮮やかにコードが変わっていく(メジャーとマイナー織り交ぜて)。

そしてメインのチャイコフスキー イタリア奇想曲
・・私、チャイコ大好きなのですが
この曲は全然興味がなかったんですよ。
なんだか一見(いや、一聞か)チャイコらしからぬ(笑)明るいフレーズばかり耳にあったので。

でも、全曲通して演奏してみて
特に本番のあの一回の演奏で、私にとって忘れられない大好きな曲となりました。

私、やっぱりこの音楽の中にいたい。
これが本当に正直な素直な気持ち。

想いと自分の現状とを重ね合わせてみると、無理なことかもしれません。
ううん。無理なことだと思います。

ということで、「今のところ」の結論。
来年の秋の演奏会を持って楽団を退団しようと思います。
やめるなら今にすれば?なんて言わないでね。
20年もこの楽団で全力で走って来たので、急ブレーキはかからないのです。

とりあえずあと一年。
今回の演奏会で味わった気持ちをまたかみ締めることができるように
また大好きな仲間達と一緒にいい音楽を奏でることができるように
20年分の思いを全部つめて活動していきたいと思います。

・・・一年後。
「やっぱりもっとやるー」って言うかも知れませんが(笑)
そういう気持ちになったら、またその時に考えばいいですよね?

ということで、今年も素晴らしい大本番が終了いたしました。
皆様、応援本当にありがとうございました~&これからもよろしくお願いいたしまーす。