maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

第九を歌う喜び



昨日は「第25回 両国国技館 5000人の第九コンサート」でした^^

2008年はあちこち探してみたものの、練習・本番ともにスケジュールがうまく合うものがなく(T。T)
2007年12月25日に大森で第九を歌って以来。
なーんと一年以上開いて、我慢できずに突発的に申し込んだものです(笑)

出演を決めたのが年明けでしたから、練習に参加できたのはわずか5回。
こうなったら家で自分で練習していかないと・・^^;
練習に出た時にポイントだけしっかりメモし、曖昧になってしまっていた発音なども少しずつ矯正。

20(金)に行われた国技館での合唱合わせ(指揮のベーンケさんと初めてあわせる)の時に
今までとは全然違う指示が飛んでくることにびっくりw(°°)w
3年前のこの5000人第九以降に私が歌った第九は、
多くても200人規模、オーケストラのバックでの雛壇合唱団ばかりでしたので
広いホールで他のパートの声(の響き)が遅れて聞こえることに今更ドキドキしながらも
逆に新鮮な気持ちで本番に臨むことができました♪



2/22(日)
晴れて良かった~♪
ちょっと早めに家を出て・・集合一時間前には両国に。
私は相撲をあまり見ないので(嫌いなのではなく縁が無い(笑))
国技館に来るのもなんだか嬉しいのです。

http://www.geocities.jp/maria_mc_2003/2009/ryougoku.jpg
両国駅の近くは、道にこんな銅像もたくさんあるんですよ(*^m^*)



中に入るともう既にたくさんの人が到着していました。
スタッフの方もずいぶん早くから準備されてたみたいですね~。
ありがとうございます。
http://www.geocities.jp/maria_mc_2003/2009/kokugikannaka.jpg


2006年に歌った時は2階席だったのですが今回は1階。
桝席なんですよぉ~
前日土曜日はアンサンブルと楽団の練習だったため、オケ合わせをお休みしましたので
一緒の席の方々とはこの日初対面。
今日一日宜しくお願いしまーす♪
みんな素敵な人でした(*´ー`)
でも、盛り上がったのは「派遣の契約打ち切られちゃってね~」の話題。
同じ境遇の方がここにもいらっしゃったんです(T。T)

5000人第九は最初の申し込みの金額にお弁当代、飲み物代、パンフレットまで入っていますので、
本番が終わるまでは外に出る必要がありません。

http://www.geocities.jp/maria_mc_2003/2009/daikupanfu2.jpg
右がパンフレット。合唱団全員の名前も記載されているんですよ♪
左は今年の記念品。25周年カバーファイル。

リハーサルが終わってからは食事・着替え・体操(←これ大事(笑))
今回私はアルトパートだったのですが、とてもラッキーなことに通常のアルトの位置から離れ
(アルトは人数がとても多いので入りきらなかった!?)
ソプラノの後ろ側、テノールのすぐそばで歌うことになりました。
指揮者も正面に見えますし、ほかのパートの響きが遅れて聞こえることもない&男声がよく聞こえる
本当にすばらしい場所で歌うことができました。
http://www.geocities.jp/maria_mc_2003/2009/zasekikara.jpg
やったー♪


13時を過ぎると、合唱団の反対側にお客様も入場されるので
一段とにぎやかになりますし、本番が迫っている緊張感も高まってきます。
男声との並びなら、ずーっと歌いたかった「ラウフェット♪」を一緒に歌ってしまおうか!?
とリハの後にちょっぴり思っていたのですが、
目の前にお客様が入ると「自分は出演者」という意識も高まり、自分勝手な思いを反省。
私は私のパートを一生懸命歌うだけ♪


いよいよ本番スタート。
第一部はセレモニーと序曲「レオノーレ」第3番 の演奏。
今年は第25回ということで、20回以上第九を歌っている方々の表彰がありました^^
賞状を読む時に「全ての人は兄弟であるという精神を歌い続けてきたことに敬意を表し・・」
みたいな言葉があったような気がしますが
うんうん。そうそう。納得。
世界中の人がこの歌を毎年毎年歌えば
戦争のような大きな争い(小さな諍いは・・責任もちません ( ̄m ̄*))はきっと無くなるはず。
すみだ区でこれだけ何年も歌えるのは、いろんな意味で本当に素晴らしいことだなぁ。と思っていました。

そして、レオノーレは・・・おやすみなさい(-_-).。oO(←出演者の自覚はどこへ行った!?))
私この曲何回聞いてもフレーズが頭に残りません。
同じベートーヴェンの曲なのに~。なんででしょ?

休憩を挟んでまた体操(笑)体を動かして、のどのマッサージをして
二部は待ちに待った第九です☆☆

指揮のベーンケさん。
演奏だけの部分にしても合唱に対しても、今まで聞いたことのない表現をしていました。
新日本フィルを後ろから聞いていたことになるのですが
二楽章、三楽章で「えぇ。こんなの初めて!」という箇所もありましたし
歌の部分にいたっては、テンポをガクっと落とすところでなかなか合唱が揃わず
リハで「大丈夫。できてましたよ」と言葉はあったものの、みんながなんとなく不安に思っていたり
曲のいっちばん最後の部分も通常とまったく違う拍のとり方をするので
ギリギリまでイメトレして、あとは棒についていくだけ。

一年ぶりと言ったって、数えてみたら第九を歌うのはもう8回目。
涙で歌えない・・ということにはなりませんが
でも、この5000人の声の温かさと強さは、やはり大きく心をゆさぶりました。
歓喜のメロディに、歓喜の歌声にもう鳥肌が立ちっぱなし。
でも、力まないで。落ち着いて!!

何回歌ってもこの喜びの思いは枯れることなくわきあがってきますし
何度ステージに立っても「また歌いたい!!」と思ってしまいます。

今回の本番も本当に素晴らしい経験。
一万人とか5000人とか・・。イベント的な第九はもう卒業しようヾ(´▽`;)ゝ
なんて言ったりもしてましたが
でも、この感動を共有できる人がたくさんいるのはとても幸せなことなんですね♪

(4月以降の仕事も決まっていないので)たとえ何をしていても、どこにいても今年の年末はまたぜひ歌いたいと思っていますし、
「第九歌ってみたーい^^」という友人にはどんどん声をかけて行こうと思っています。


皆さんも一緒にいかがですか?
歓喜の曲の真ん中へ

Freude(^○^)~♪



25周年記念祝祭事業 国技館5000人の第九コンサート
http://www.5000dai9.com/Kouen.htm

平成21年2月22日(日)午後2時開演
両国国技館(JRまたは大江戸線両国駅下車)

[出演]
指揮:ケルスティン・ベーンケ(独)
独唱:佐藤しのぶ(ソプラノ)、坂本朱(メゾソプラノ
ローレンス・バクスト(テノール)、福島明也(バリトン
管弦楽新日本フィルハーモニー交響楽団ほか