maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

誰も寝てはならぬ

誰も寝てはならぬ

プッチーニ作曲の歌劇『トゥーランドット』のアリア。
荒川静香さんが金メダルを取った時の曲(イナバウアーの!)といえば皆さんわかるかしら??

この曲を初めてちゃんと聞いたのは、まさにあのイナバウアーの演技がきっかけだったと思うのですが
実はこういう曲調・・あまり私の好みではありません^^;
いい曲なんですけどね~。眠くなっちゃう(笑)

先日の記事にも書きましたが、3/2に船橋の方でとあるミニコンサートをする時に
この曲をトロンボーンソロで吹く父さまのピアノ伴奏をすることになり、練習をしているのですが
盛り上げどころをうまくつかめず・・原曲をちゃんと聞いたほうガいいなと思って
CDを買うことにしました(やっぱりパヴァロッティがいいかしら??)。

どれが良いかとネットでいろいろ見ていたついでに
昨日の練習の時にこのトゥーランドットのあらすじの話題がのぼったので
少し調べてみたのですが、
私が大好きなシェヘラザードと少~し似たところもあるみたい・・o(^。^)o

☆☆☆☆

美しいトゥーランドット姫は、求婚者に謎解きをさせる。
解けなかった者は翌日斬首刑に・・。
ある日、姫の美しさに虜になったカラフ王子はその難問を3つとも解き明かすが
姫はどうしても求婚に応じない。

そこでカラフが出した問題。
「私の名前は今誰も知らない。朝までに貴女が私の名前を知ったなら、私は潔く死のう。」

姫は全国民に「この求婚者の名前がわかるまで誰も寝てはならぬ(朝までにわからなかったら皆死刑)」とお触れを出し
カラフの父とその召使を拷問にかけるが二人とも口を割らず。召使は自刃する。
その献身を目の当たりにした姫の心が次第に解け、彼を愛するようになる。

ここで初めてカラフは自分の名を告げ、姫は皇帝の玉座の前で「彼の名は…『愛』です」と宣言する。
群衆は愛の勝利を高らかに賛美、皇帝万歳を歌い上げる中、幕。

☆☆☆☆

ちょっとおおざっぱ過ぎる気もしますが、こんなあらすじだそうです。
そして、姫がお触れを出した時にカラフが「私が勝利する!」と高らかに歌うのが
誰も寝てはならぬ」のアリア。

へぇ~。
あらすじを知ってから曲を改めて聞くと印象がかわるから不思議(思い込み強すぎ?(笑))

翌朝殺されるかも知れない危険と隣り合わせになりながら
毎夜語りつくしたシェヘラザード。
「夜明けとともに私はあなたの唇に告げよう!
そして、私の口づけが沈黙の終わりとなる」と歌ったカラフ王子。

物語とはいえ、愛の強さの表現たるや・・素晴らしいものがありますね。


ちなみに、このトゥーランドット
出典は「千一日物語」ですが、この大もととなる「謎かけ姫物語(ペルシャ語)」は
アラビア語による「千一夜物語」に対抗して作られたものだとか。

歴史的にも奥が深いんですね♪


なーんて、今日は仕事中どうしても眠気に勝てずに
「まりあ、寝てはならぬ」とばかりに調べてたら・・こんな時間になっちゃいました^^;
さて、残り30分・・仕事します(笑)