maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

★ジンギスカン★ 1/11(金)ソワレ

日モ親善特別公演
ジンギスカン ~わが剣、熱砂を染めよ~
http://www.yu-jo.com/genghis/genghis.htm

1/11(金) 18:30~
ル・テアトル銀座

☆キャスト☆
テムジン(ジンギスカン):平岳大 ジャムカ:榎木孝明 カルカ:相田翔子 ボルテ:紫城るい


今年初観劇してきました^^
特に興味があった訳ではないのですが、ぽっかり日程のあいたところで運良くチケットを手にしたことと
今まで二回ほどモンゴルのイベントの司会をする機会があって、モンゴルの音楽にはとても興味があるので
「日モ親善特別公演」というのにもちょっぴり惹かれてました(笑)

ル・テアトル銀座は実は初めてなのです。
会場に入ると、モンゴルの岩塩やストールなどの販売がありました。
モンゴルの塩ってピンク色でとても綺麗ですし、とっても美味しいんですよね。
でも、まだ家に少し残っているのでここでは購入せず。

さて、肝心のステージ。
場内が暗くなると、馬のいななきにモリンホール。
暗い場所や、目を閉じた状態でモリンホールの音を聞くと
草原の景色が広がるから不思議ですよね。残念ながらナマ演奏ではありませんでしたが。

ストーリーは
いまや離散状態となっているモンゴルの族長のテムジンとケレイドの族長ジャムカの友情
テムジンとお互いに恋心を寄せながらもジャムカの妻となるカルカ姫との深い絆を軸に、
テムジンがジンギスカンとしてモンゴルを統一するまでの話。

どうもそれぞれの役のオリジナリティがはっきり現れていないのと
オープニングはよかったのに、劇が始まってからの音楽が今ひとつしっくりこない(ものすごく演歌調)
こともあってか・・?休憩に入るまでの前半部は非常に・・・つまらない。
休憩時間中になんと帰ってしまったお客さまも結構いたみたいだけど
でも、後半はなかなか面白かったですよ。

モンゴル統一目前となり、勢いを増すジンギスカンの軍に包囲され
精神的にも逼迫した中で、自分の妻すら信じられなくなるジャムカ役の榎木さんの演技が特に光っていましたね・・。

ケレイドの包囲を解く代わりに、一晩妻のカルカをジンギスカンのもとへ使わすという条件を
どうしても飲むことができず、自国が滅びてでも・・と意固地になったジャムカ。
そんな夫を見て自ら陣を抜け出し、国の人々を助けるためにジンギスカンに会いに行ったカルカの強さ。

ジャムカもそうですが、ジンギスカンもとても素直(無邪気)で一途・・
言い方をかえれば非常に子供っぽく演じられていましたが
名将とうたわれた人はそういう気質の人が多かったのでしょうかね?
今はそんな男性を支えられる女性がおそらく一人もいないな・・^^;
なんて苦笑しながらいろいろ考えてしましました。

なんというか、音楽のせいで余計にそう感じたのかも知れませんが
人物の描き方もストーリーもとても古めかしい。

でも、この作品がつまらなかった訳ではないですよ。
韓流とか時代劇を楽しむ感覚になってしまっただけ(笑)
欲を言えば、もっとモンゴルらしい音楽を使ってほしかったです。