maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

モンゴルな二日間

5/3、4の二日間。手伝ってきました「ハワリンバヤル」!
(そうそう、一応ことわりを入れると・・仕事ではなくボランティアだったんですよ^^)

光が丘公園には初めて行きましたが、とっても広~い。
そこに、ステージカーで特設ステージを作り、まわりにはモンゴルの民芸品や食べ物を扱うテント
奥にはゲルを三つ建てて、オープンカレッジやデール(民族衣装)の試着コーナーなど
たくさんの企画がありました。
私は基本的にステージにいたので、ゲルの中などはちょっぴり覗いた程度ですが
日本に居ながらにしてモンゴルを満喫するには本当にうってつけなイベント(笑)

ステージでは民族音楽・舞踊などを主にやっていましたが
特に私が驚いたのはオルティンドー(長唄
独特のメロディーラインとビブラート、息もとっても長いし・・。
目を閉じて聞くと大草原が広がっていく感じ。
伊藤麻衣子さん、三枝彩子さんなど、モンゴルで勉強をされて今は日本全国で
活動している日本人の方の存在なども知り、ほんと感動してしまいました。

さらに歌といえばもう一つ驚いたのが「ホーミー」
バトオチルさんが馬頭琴を弾きながら歌っていたのだが
体の中の空洞をうまく調節して音を響かせる歌い方のこと。
以前ユニクロのCMでカシミヤの宣伝の時に流れていたこともあるらしいが
いったいどこから音(声)が出ているんだろう?って不思議に思う。
モンゴルでもこのホーミーができる人はそんなにたくさんはいないそうなので
間近で見られたのはとっても貴重だったのかもしれない。

その他、ウィグル出身のマンドボヤンさんによる舞踊も素敵だったし
オドヴァルさんの民謡は、日本とモンゴルの民謡が似ていることを教えてくれるために、
東北の長持歌まで歌ってくれてお客さんもとっても喜んでいました。
ジリンバヤルさんはリンベとバーウという二種類の笛を披露してくれ、
ハスローさんの馬頭琴は最後に「ヒヒーン」っていなないていました(笑)

一つ一つ挙げてったらキリがないね。
モンゴルにも素敵な文化がたっくさんあるんだなぁ。

ところで、私にとってモンゴルといえばやっぱり「馬頭琴
大学時代に馬頭琴を弾いていた先輩がいて、身近に見ていたことがあるのだ。
ただ、その時私は胡弓の先輩のピアノ伴奏を主にやっていたこともあり
どんな弾き方をするのかなどじっくり観察したことはなかった。

最近は三線を習っていることもあって、じっくりハスローさんの手元を見ていたら・・
驚いたことに、馬頭琴って弦を指で押さえないんですねぇ。
爪で横から触れているだけなの。
面白いなぁ・・私も「ヒヒーン」ってやりたいなぁ(笑)

いろいろ民族音楽を堪能した後は、留学生達がお芝居仕立てで
民族衣装のファッションショーに、モンゴルクイズ、モンゴリアンポップスステージもあったし
今モンゴルで大人気のロックバンド「ホルド」のミニコンサートも開催しました。

ホルドといっても、もちろん日本で全然知名度はありませんが、
ステージの周りにたくさんのモンゴル人がつめかけ、大盛り上がりの様子をみていると
さながらモンゴルのサザン・・年代が若いからオレンジレンジくらいかしら?
(モンゴルは1992年に社会主義を放棄するまでロックなんて禁止でしたから
国民的人気グループといってもまだまだ若いのですよ^^)

一日目も二日目も何曲か演奏してくれたのだけど
二日目に至ってはなんと朝青龍関まで乱入したものだから、ステージは大パニック・・。
いやはやこれはなかなか大変でした。
ステージが始まる前のどうしようもない「つなぎ喋り」もつらかったし(笑)
(↑佐藤農園hiroさんに目撃されている^^;)

でも、横綱にも観客の皆さんにも楽しんでいただき
この二日間のクライマックスは去年デビューしたばかりのオトゴーさんによる「大きな古時計
(彼女はこの歌をモンゴル語でカバーして今人気急上昇なのだそうだ)

日本語・モンゴル語どっちでもいいからみんなで一緒に歌いましょう
ということでこの曲を歌い(私はこっそりハモったりして^^;)
無事にイベント終了\(^。^)/

心残りは・・モンゴル料理をほとんど食べられなかったこと。
時間がなくてフォーショルを一口もらっただけなのでした(T。T)

二日目の途中にカメラとマイクを持って会場内をインタビューに歩きましたが
モンゴル人と日本人のご家族連れも何組もいましたし、
モンゴルの留学生とお友達だから・・ということで来ていた日本人の学生さん達、
HPでこのイベントを知ってボランティアでお手伝いを申し出たという女の子
イベントの手伝いをしている方も遊びに来た方も
みんなとても楽しそうな顔だったのが印象的でした。

来年もおそらく盛大に開催されると思いますが、時間があればまた参加したいなぁ。
実は大学時代に「異文化間コミュニケーション」なんてものを少し勉強していた私にとっては
本当に楽しい時間だったのでした~^^