maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

国技館5000人第九コンサート

今日はいよいよ第九本番の日

あいにくの雨の中会場に向かいながら、
やはり雨だった去年の大阪城ホールでの第九本番を思い出していました。
あの時はなにもかもが始めてだったし、もうドキドキわくわく
胸を躍らせながら会場に向かったものだが(でも電車乗るのに迷ってギリギリだったけど)
慣れてしまったのか、会場が近いから安心したのか・・
10時から発声練習なのにも関わらず、結構ギリギリの時間に家を飛び出した・・^^;
本当は参加が必須条件だった昨日のリハも別件を優先させてお休みしたので
自分の座席もわからないのに・・なんて体たらく(>_<)

国技館に着いてみると、初めての空間にちょっとわくわく。
私は二階席だったけど、一階のマス席を少し覗いて「おーー座布団だ♪」と変な感動。
二階にあがって、私が予め知らされていた席に行って見ると

・・・・あれ??ライト?
なんと二階席最上部のライトが鎮座している・・。

うーむ( --)
係りの人に事情を話したら「おかしいわねぇ・・」って(笑)
結局当日キャンセルの方の席に案内していただき
どこぞの合唱団のグループ席にちょっぴり仲間入りさせてもらいました。

座席が確定するまでに発声練習はほとんど終わってしまい
落ち着いた頃にはもう第九オケリハが始まっている^^;
ニ楽章のティンパニ「タンパラン」で久々に「サッポロ!!」と心の中で歌いつつ
http://blogs.yahoo.co.jp/maria_mc_2003/20479120.html
演奏を楽しんでいました。

四楽章・・いよいよ合唱の登場。
まわりが普段から歌っている方々ばかりだったので
私もとても気持ちよく歌うことができる。
それにしても、オケの演奏で歌う機会はそうなかなかないので
どんどん気持ちが高揚してしまい、音程はあがるは・・テンポはあがるは・・(T。T)
途中でいかんいかんと思い、冷静に歌うように心がけたけど
やっぱり最後の部分で涙が出てきてしまう。

前回とまったく同じ反省(←進歩がない)!本番では絶対に泣かないぞ!!!

第九リハの後は一部に演奏をする男声合唱のリハーサル。
一階席にいる友人を探したり、お弁当を食べたりしながら聞いていても
なかなか素晴らしい響き!!
わずか三日前に「男声合唱・・軽くヤバイ」と言っていたピンキィーさんの言葉からは
想像ができなかったくらい(笑)

そして休憩を挟んでいよいよ開場・・開演。

去年の一万人の第九の時は合唱の人数が圧倒的に多くて
お客様は入れたとしても1500人くらい??なんて思っていましたが
今回の国技館は5000人が合唱団。これでちょうど座席の半分。
観客席にもほぼ同じ位のお客様。

客席が埋まると急に「自分が出演者である」意識が高まってくる。

待ちに待った開演。
第一部の男声合唱(&ドイツ語の歌詞朗読)にうっとり
いざ起て戦人よ
菩提樹
野ばら
自然における神の栄光
ローレライ
ウボイ

最後のウボイが一番よかったかなぁ。
なんとクロアチア語で歌っていたのでした。

そして第二部。第九!

この半年でいったい何回聞いたかわからない第九。
でも、オケの演奏を生で聞き、自分も奏者の一員であるという気持ちは
なんだかとても誇り高いものになってきた。

三楽章までの音楽を自分の体にしっかり吸収させ
四楽章で全て否定されるプロセスを感じ・・
男声の"FREUDE!!"が始まると曲のクライマックスまであっと言う間。
フーガ前の高音域部分では指揮者さんの指示どおり・・あまり無理せず
周りのかたにおまかせしながら(笑)
一万人の時はとにかく完全燃焼するのみでしたが
今回は割りとどこか冷静に、強弱やテンポキープにまで思いをめぐらせながら歌っていました。
でも・・でも・・なんだろう?第九の魔法なのかな。
やっぱり最後のPrestissimoに来ると自然に気持ちが前に出てしまって
勝手に涙が出てきてしまう。

冷静な自分と、抑えきれなくて飛び出してくる感情的な自分の戦いのような第九でした。


次はいつ第九を歌えるかしら??
たぶん今年の一万人の第九の抽選に見事当選し
練習が始まるまでは歌えないのかもしれないけれど
でも、、やっぱりまたすぐに歌いたいと思う。

もう既に次の楽しみも始まっているし
楽団の演奏会の準備も迫りつつありますが
第九を歌いたいという気持ちをそっと心にしまって
また明日から頑張りますp(^。^)q