maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

★ベガーズ・オペラ★1/27(金) ソワレ

キャスト
マクヒース・・内野聖陽、ピーチャム・・嶋政宏、ロキット・・村井国夫
ルーシー・ロキット・・島田歌穂、ホリー・ピーチャム・・笹本玲奈
ミセス・ピーチャム&ダイアナ・トレイプス・・森公美子

★★★
一週間に二本。しかも別のミュージカルを観るなんて・・あぁ贅沢(笑)
月曜に観たグランドホテルも翌日ラクを迎えたし、このベガーズ・オペララク間近^^;
・・ということでやむを得ず(!?)行ってまいりました。

会場に入ってまずびっくりしたのは、ステージ上にお客さんがいること。
しかも何故かほうきを持たされて掃除してるし・・(?)
このベガーズ・オペラは面白い座席配置になっていて
凸を180度返した形のステージの両端にも客席が設けてある。
舞台の上がXA、XB列。舞台の下がXC、XD列。
この席はオークションでもとっても高値がついていたので
「??」と思っていたのだけれど、これで納得。

ちなみに私は一階席の一番後ろで観ていたのですが、劇が始まってすぐ
私のすぐ後ろの扉から出演者達がぞろぞろ入ってくる。
おぉ。ライオンキングもこんなだったなぁ(笑)

ストーリーはちょっと書くには複雑なんだけど・・・(ネタバレ注意)
あるベガーズ(乞食)がオペラを書いて
仲間と一緒に一夜限りの公演をする。

そして、その公演の内容が・・・
とある盗賊のリーダー(マクヒース)はとても恋多き男。
人望もあり勇気もある(でも盗賊)彼は
盗品買取屋(そして、たまに密告して密告料を稼ぐ)の娘・ポリーと結婚する。
ところが、ポリーの両親は当然娘の結婚に怒り、彼を密告しようと試みる。

両親を欺いてでも彼を逃がそうとしたポリーの想いもむなしく
マクヒースは娼婦をたくさん集めてお楽しみのところであえなく逮捕。

ところが・・監獄の看守の娘・ルーシーは、なんとマクヒースの子を宿し
彼のことをとても愛している。
「ポリーとは結婚していない!愛しているのは君だけだよ・・」
なーんて言い張る彼のウソに気付きながらも
牢の鍵をあけ、彼を逃がす。

ところがところが・・やっぱり彼はつかまり絞首刑に。

ぶらーんぶらーんぶらーんとなるはずだったのだが
「オペラはハッピーエンドじゃなきゃダメだ」
この一言で「恩赦~!恩赦~~!!」
マクヒースは彼を愛する大勢の女性の元に戻り大団円

ありかぁ??それ・・ありなのかなぁ??
ちょっとストーリーには納得できませんが
さすが東宝ミュージカル。出演者が多いだけあって歌声の層が厚い。

それになんといってもうっちー(内野さん)、歌が上達していました(爆)
内野さんの初ミュージカルとなる「エリザベート」は当然観ていましたが
当時は歌のやっちー(山口祐一郎)、演技のうっちー(内野聖陽)と言われるほどだったのに
(初演の時は内野さんの公演分だけチケット余ってたし^^;)
いやはや、上達したなぁ・・って本当に感心してしまいました。

大河俳優までのぼっただけのことはあります。
本当に彼の表情・演技は素晴らしい!それに歌がついてきたんだからそんなに文句なし。

女性陣も島田歌穂はもちろん笹本玲奈森公美子・・歌唱力抜群の女優さんばかり。
笹本さんもレミゼの頃より一段と大人っぽくなっているし、歌声は安定しているし。
ばっちりです。ポリーとルーシーがマクヒースを想いながらの重唱も
とても素晴らしいハーモニーでした。

このミュージカルは三部仕立てで、途中二回休憩が入るのだけれど
休憩中には出演者が客席にやってくる。
彼らは休憩中も「ベガーズ(乞食)」なのだ!
私は席を立たなかったのだけど、一番後ろだったので
「いやいや今日はどうもぉ」ってKUMAさんに話しかけられてドキマギ
誰か一緒だったらよかったのに、一人観劇なのでアワアワしているうちに
KUMAさんは去ってしまった・・( --)・・失敗。

なんと村井国夫さんまで客席で遊んでいたので、間近でお声を聞いてしまいました。
村井さんの歌声を聞くのも久しぶりでしたが、低音の魅力☆大好き!


・・と、さんざん楽しんだステージでしたが
でも、本音を言うとやっぱり音楽がイマイチなんだよぉ。
下手に出演者がかぶっているので、レミゼ観たいなぁ・・なーんて^^;