maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

★グランドホテル★1/23(月) ソワレ

キャスト
オットー・クリンゲライン(中年会計士):小堺一機
エリザベッタ・グルーシンスカヤ(バレリーナ):前田美波里
フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵(Wキャスト):岡幸二郎
フレムシェン(タイピスト):紫吹淳
ヘルマン・プライジング(アメリカ人実業家):田中健

★★★
「グランドホテル」は小説を1932年に映画化した時にグレタ・ガルボジョン・バリモア主演で
アカデミー賞作品賞を受賞したらしい。
その話を聞いた時に、「このキャストは結構イケルかも!」と思った。
ストーリーは当然現代ではなく、1930年代のものなので
今人気の俳優ばかりで会場がピンク色になるのはうんざり。
・・とはいえ、私のお目当ては岡さんなんだけどね(笑)

国際フォーラムの会場に入るとステージには大きなセット。
二階建ての二階部分にオーケストラ。
上手、下手両側、階段が斜めにおりてきて、一階の真ん中は回転ドア
固定セットのミュージカルを観るのは久しぶりだな。

音だしをしているのはもっぱらトランペットとトロンボーンクラリネット
私が客席についた時は「ラプソディーインブルー」を吹いていたし
その後もガーシュインの曲のモチーフをパラパラ。
「曲はガーシュインも使っているのかな?」(←実際は使ってなかった)
それにしても、本番前にあんなに吹いて疲れないんだろうか?ってくらい
吹きまくってました。開演が15分遅れたにもかかわらずその間ずっと(笑)

さて、ステージが始まると華やかなオープニング。
ベルリンの高級ホテル「グランドホテル」に毎日たくさんのゲストがやってきて
とても賑やかな様子を「電話」を使って表現する。

私が座っていたのは前から五列目のかなり上手より
ステージの逆側は当然観づらいけど、上手に役者さんが来るととっても近い!!!
小堺さんはテレビで観るのとまったく同じ印象だったけど
声が枯れているのは役作り?それとも毎日頑張って歌ったから??
紫吹淳さんは宝塚のエリザベートでルキーニを演じたのをビデオで観て以来。
この人・・足なっがーーーーい。
そしてそしてそして・・岡さんは相変わらずの素敵な笑顔と甘い歌声でうっとり♪

ストーリーは、このグランドホテルにいろんな想いを抱えて集まるお客が織り成す人間模様。
死を宣告された男性、称号とは裏腹に借金だらけの男爵
すっかり落ち目になったプリマ、ハリウッドを目指すタイピスト
金・愛・嫉妬・絶望など、普段私達の生活の中であまり表に出したくない
ドロドロした部分をいともあっけらかんと表現する。

歌もダンスも明るいものが多くてとっても楽しいミュージカルでした。
ダンスシーンはとにかく紫吹さんが綺麗だったぁ。
もともと男役だったので背も高く、足も長く
一つ一つの動きがダイナミック!なのに笑顔はキュート。
生まれ変わったら彼女みたいに小顔で唇の形の可愛い女性に生まれたい・・^^;

そうそう、男爵役は大澄賢也さんと岡さんのダブルキャストだったのですが
大澄男爵も見ればよかったなぁと本気で後悔。
岡さんももちろん踊れるんだけど、きっとダンスは大澄さんの方が上手いのではないかと。


そして私の耳に残るのは
エリザベータ僕はここだよ。バラを抱いて待ってる・・」
岡男爵の歌声が仕事をしていてもぐるぐるぐるぐるしています。
はぁぁ。次はいつ岡さんに会えるかしら?