maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

舞台裏(先生の話)

・・ということで(笑)
今日は仕事もお休みしちゃいました^^;えへへ。

昨日の演奏会は記念演奏会ということで
我が楽団の創立者でもあり、今は名誉指揮者の
山本先生が久々に指揮をされた。

先生は大正生まれ。昨日聞いたら「あと四ヶ月で大台」って言っていたので
ん??何歳だ?80になるの???
東京音楽学校(今の芸大)出身で、昭和27年(?)の「夕鶴」では
トランペットを吹いていた・・なんて話を聞いたこともあるので
きっと凄い人なのでしょう(笑)
私が知っているところでは、吹奏楽を広めるために長年尽力しており
区内の小中学校ほとんどに吹奏楽部があるのは
先生の活動の賜物といっても過言でなし。
今、私が理事をしている吹連の会長でもあります。

さて、こんなすごい先生なのですが
楽団を引退したのは2001年の30周年記念演奏会の時。
先生は当時何も言っていませんでしたが、既にテンポの速い曲は振れなくなっており・・
思うように振れなくて、一番イライラするのは先生自身だったんでしょうね。
でも、そのイライラが団員(特に幹部)を相当悩ませることになっていました・・。
その頃に入団した団員にしてみればあまりいい印象はなかったみたい。

先生が引退してから、新しい指揮者を外から迎え、
その方の魅力にひかれてどんどん団員が増えていく中、
先生はいつも淋しそうな顔をしていました。
「先生、たまには練習に来てね♪」って誘っても
「今は僕が知ってる顔はあんまりないからなぁ・・」って(T。T)

私は16年もこの楽団にいるので、高校時代からお世話になっているし
今もとても可愛がってo(^。^)oいただいているので、
今回30回演奏会をするにあたり、どうしても先生の指揮で一緒に演奏したかった。
3月くらいから幹部に相談したり、団の中で影響力の大きいメンバーに
委員会で提案してもらったりと、かなり根回しをしてきました。

そして、ようやく実現。
先生が持ってきた曲は韓国の吹奏楽コンクールで課題曲になったマーチ。
「先生の指揮が遅れても何事もないかのように吹くように」と指示まで出ていましたが
本番終わってみると、何の心配もいらなかった^^
爽やかでいい曲でしたし、先生の棒は的確。
三曲あったアンコールの一曲目でしたが、吹き終わってから
涙がこぼれてきちゃいました。

久々に打ち上げにも参加されたので
私は先生の隣をずーっとキープ。
実はうちの楽団、「○周年記念」と「○回記念」がずれている。
今回は「30回」の記念演奏会でしたが
来年「35周年」記念演奏会がめぐってきたりするのだ(笑)

来年も先生に指揮してほしいなぁ。
「来年は何を演奏しましょうか?」って聞いたら
ショパンの「葬送」を常任指揮者に渡すから」・・なんて
笑えないジョークを飛ばしていましたが
まだまだこれからも元気に活躍して欲しいと願ってやみません^^