maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

★RENT(東宝版)★ 12/24(水) ソワレ


12/24(水) 19:00~
シアタークリエ

☆キャスト☆
マーク ・・・ 森山未來、ロジャー ・・・Ryohei、ミミ ・・・Jennifer Perri
コリンズ ・・・ 米倉利紀 、エンジェル ・・・ 田中 ロウマ、
ジョアンヌ ・・・ Shiho、モーリーン ・・・望月英莉加 、ベニー ・・・ 白川侑二朗

★★★  ネタバレご注意を  ★★★

「クリスマスイブから始める。」

RENTはマークのこの台詞から動き出します。
このミュージカルの舞台は1989年12月24日からちょうど一年間のニューヨークのイーストヴィレッジ。

様々な背景を持つキャラクター達からなるストーリー。
以下はwikipediaから転載。(もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ⇒東宝HP
ちなみに、このストーリーはプッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』の筋書きが基になっているそうですよ。
(私はラ・ボエームは観たことがないのですが・・・^^;)

☆☆
元ロックミュージシャンのロジャーと、ルームメイトで自称映像作家のマークは、
スクウォッターハウス化した倉庫ビルを占拠してボヘミアン的な日々を送っているが
ビルのオーナーのベニーから滞納している家賃(レント)を払うか退去するよう求められる。

彼らを中心に、ゴーゴーダンサーのミミ、大学講師でハッカーのコリンズ、
ストリートドラマーでドラァグクイーンのエンジェル、アングラパフォーマーのモーリーン、
ハーバード大卒エリート弁護士のジョアンらが、
貧困と病魔に苛まれる日々の生活の中にも愛と生きることの喜びを見いだしていく。
彼らの中にはゲイやレズビアン、ヘロイン中毒、そしてHIV陽性の者もおり、
こうした登場人物たちによって、1980年代終わりのニューヨークの世相と
今では失われた「ボヘミアン イーストヴィレッジ」の世界が鮮やかに描かれていく。

☆☆

混沌とした時代の中で、自分を見失うのが怖くて・・・
すがるように何か(愛、夢、希望・・)を求め
でも、体はどんどん傷ついて。

ライフサポートセンターに若者が集まるシーンなどもあったりしますが
このミュージカルの全編で強く発せられるメッセージは

No Day But Today!!

過去もない。未来もない。
今をただ生きるだけ。
自分を受け入れ、悔いることなく
今日という日、精一杯愛し、生きるだけ

物語の登場人物の境遇は、自分と重ねてみて「同じ!」と感じる人は少ないと思うけど
それでも強く共感し、このメッセージに勇気づけられる人が多いからこそ
この作品は多くの人に愛されるでしょうね。

No Day But Today!!
私も大好きな言葉です。



さてさて、この東宝版のRENT、公演がスタートしてしばらくしてから急にチケットが売れはじめ
今やなかなか手に入らない状況なのですが、観て納得。
一ヶ月前に私が観たときよりも確実に育っています。
昨日もエンジェルとコリンズ、マークとジョアンヌ・・
数えたらキリがないほど「遊び」が入っていますし
リピーターの観客も多いようで、以前はなかったところで拍手が入ったり笑いが起きたり。

賛否両論ありますが、私は幕があいてから役者さん達の味付けによって
表現が少しずつ変わっていくのは、「度をこさなければアリ」だと思ってます。
私個人の考えとして、ミュージカルはたくさんの音楽から成るものではなくて
たくさんの曲で成り立った物語が「一つの音楽」だと思っているので
流れさえ止まらなければ楽しい方がいい。
(ということで、最近東宝で多い「人気のある役者の歌ソロの後は拍手をもらうために
やたらめったらフェルマータが長い」なんでのは大っ嫌い)

あっ。話それちゃった^^;
とにかく、ストーリーや音楽から得る感動の他に
「あぁ。もう一回観たいな♪」と思わせる空気ができあがっているのは
なんだか私も嬉しかったです♪


それにしても、エンジェル役の田中ロウマさんはやっぱり凄かった。
ゲイの役。でもなんてラブリー♪

暴漢に襲われ怪我をしたコリンズと出会い、
すぐに彼に惹かれていったエンジェルが彼を誘う時の台詞。
(コリンズの手をとって、やや上目遣いに)

「NO!」なんて・・言わせない。

きゃーーきゃーーー(*/∇\*) 。なんて可愛いの♪♪
私もそんなセリフ言ってみたい~(絶対言えないけど(笑))
その後も大好きなコリンズに寄り添う姿、しぐさ、言葉・・
どれも可愛い。女の子も顔負けじゃないですかw(°°)w
もう、目が離せません。

エンジェルはゲイで、HIVで、ドラッグクイーンのドラマーですが
彼・・彼女はキャストの中で最も重要。
登場人物達の絆を一つ一つ結んでいくのはエンジェルなのです。

今回気づいたことですが、
彼女が亡くなるシーンで舞台の上手側階段の上に"JESUS SAVES"というネオンが点ります。
神はエンジェル自身を助けたのかしら?(愛するコリンズと引き離して?)
それとも、エンジェルが神(の使者)となり、他の仲間達を助けていく・・という意味なのかしら?
(実際、ミミはエンジェルの言葉を聞いて生き返ります)
いろいろ考えてしまいましたが、とにかくロウマさんの演じるエンジェルの存在感はとても大きかった~。
素晴らしい。
・・・また観たい(笑)


Christmas bells are ringring♪
クリスマスイブにこの作品を観ることができて本当に良かったなぁ。
来年のRENT TOURもとても楽しみです。
なんといっても高良結香が出演しますから(^。^)v





これは余談なのですが・・・。
二年くらい前にこのブログのタイトルを今のものに変更した時
http://blogs.yahoo.co.jp/maria_mc_2003/44745324.html
私が力をもらっていた音楽と立て続けに再会しています(いつもいつも聞いている訳ではないので)

このRENTの「SEASONS OF LOVE」や
先日ゴスペルのクリスマスコンサートでソロを歌わせていただいた「Joyful Joyful」
それから日記には特に書いていませんが、この時期毎日毎日聞いていたメリーウィドウの「ヴィリアの歌」を
21日に聞きにいった演奏会で久々に耳にしました。

ありがたいなぁ~。
たくさんのご縁に心から感謝です♪