maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

慰霊の日

今日6月23日は「慰霊の日」です。
沖縄戦で亡くなったたくさんの方の霊を弔うために
毎年たくさんの方が糸満に集まります。
今は亡き母方の祖母も2000年までは毎年欠かさず石垣からわざわざ参加していました。

今日行われた慰霊祭では13歳の男の子が詩を詠んだそうです。
投降を促され、祖父(当時14歳)が母親や親せきらと
ガマ(壕(ごう))を出た直後に米軍が撮影した1枚の写真。
恐怖と絶望感に震えてうつむいていた少年(祖父)の表情を見て
同年代になった今、素直な気持ちを詩にのせ。

<だから今の僕がいる 命のリレーは 祖父から母へ 母から僕へとつながった>
<少年から聞いたあの忌まわしい戦争の話を 風化させることなく 語り継いでいこう>

深い言葉ですよね。

私の祖父・祖母四人ともそれぞれの戦争を経験しています。
大阪に疎開して苦労した父方の祖父母
南方で戦い、捕虜になった母方の祖父
石垣島を壊滅的な状況にしたマラリヤで生死をさまよった母方の祖母

戦争の話はほとんどしないまま皆亡くなりました。
でも、私が受け継いだ命はしっかりつないでいかないとね。


話は少し違いますが
先週の宮古島発表会の時に、機会を与えていただき「島唄」のリード三線を務めました。
今まで何気なく歌っていたけれど、本番の数日前にこの歌の悲しい意味を知り
結構ショックを受けました。

私ができることは小さなことばかりかも知れない。
でも、何もしないよりはいいはず。
島唄よ風に乗り届けておくれ 私の愛を」