★キャッツ★5/4（金） マチネ

キャスト
グリザベラ・・・奥田久美子、ジェリーロラム＝グリドルボーン・・・木村花代
ジェニエニドッツ・・・高島田　薫、ランペルティーザ・・・王　クン
ディミータ・・・遠藤瑠美子、ボンバルリーナ・・・南　千繪、シラバブ・・・南　めぐみ
タントミー・・・ 高倉恵美、ジェミマ・・・熊本亜記、ヴィクトリア・・・宮内麻衣
カッサンドラ・・・大口朋子、オールドデュトロノミー、種井静夫、
アスパラガス＝グロールタイガー／バストファージョーンズ・・・村　俊英
マンカストラップ・・・青山祐士、ラム・タム・タガー・・・キムスンラ、ミストフェリーズ・・・杜　彦昊
マンゴジェリー・・・百々義則、スキンブルシャンクス・・・岸　佳宏、コリコパット・・・王　斌
ランパスキャット・・・張　沂、カーバケッティ・・・劉　志、ギルバート・・・范　虎
マキャヴィティ・・・赤瀬賢二、タンブルブルータス・・・張　野

★★★これから観劇予定の方は読まないほうが・・楽しいかも★★★

劇団四季のキャッツは観たい観たいと思いながらも
ロングランなら良席で・・との思いもあり、なかなか観劇できませんでした。
この連休中になんと回転席３列目センターブロックを割引で譲っていただくことができたので
久々の観劇です。
あっ。ちなみに前回キャッツを見たのは私が小学生の頃だと・・記憶しています（笑）

私はまず一回観るまではあまりあれこれ調べたり他の方の感想を読まないようにしているので
実は「回転席」の意味すらわかっていませんでした＾＾；
会場に入ってからまず席がみつからない・・。
係員さんに案内していただきなんだか後ろのほうにある席に着くともう開演時間。
ふっと後ろをみたら・・・
ネコがいる！！！

以前ライオンキングを観た時も思いましたが、
人間が動物を表現するのは難しいはずなのに、
衣装・メイクだけでなくその身のこなし
すべてが相まって、そこにいるのはネコそのもの。

びっくりしていたら今度は座席が・・動いた～！！
だから「回転席」なのか（笑）遊園地みたい。
わくわくどきどきが頂点に達した瞬間にステージスタート。

目の前で踊るネコたちに釘付けでした。
ミュージカルを観ているというよりも、人間の肉体美にまずは感動。
とにかくダンスが素晴らしい！

ストーリーの核はいたってシンプル。
ジェリクルキャッツの中から天に上って再生を許される一匹のネコを決める夜の話。
舞踏会仕立てでたくさんのネコたちを紹介していくのです。

正直に言うと音楽の素晴らしさというよりはダンスや演技に目を奪われてしまいましたが
これだけのロングランですものね。どこを切り取っても面白い。

一つ自分でも驚いたことがありました。
ちょうど小学校で団体観劇をしたこともあり、
音楽の授業でメモリーと「鉄道猫」の歌を歌った記憶があるのです。
メモリーはあれだけ有名な曲ですし、今でもはっきり覚えているのですが
「鉄道猫」の方は本当におぼろげで、なんだかゴダイゴのスリーナインみたいなイメージの歌だったよなぁと＾＾；
ストーリーの中でもどこでこの曲が出てくるのか知らなかったのですが、
いざ「スキンブルシャンクス鉄道キャット　夜行列車のアイドール♪」と始まると
次から次へと歌詞が出てくるんですよw(°°)w

ほとんど全部一緒に歌える（心の中で）ほどでした。
子供の頃覚えた記憶って何かのきっかけで（今回は音楽）噴出すように出てくるものなんですね。

夜行列車の旅は素敵　暗闇の向こうに
ほのかに霞んでみえる　やさしい街あかり
思い出を道連れにして　ゴトゴト揺られて
夢みるうちにきこえてくるよ　明日の訪れ

あぁ。この部分大好きだったんだなぁo(^。^)o

なんだか不思議な感覚にとらわれながらもストーリはどんどんすすみます。
名前がよくわからなかったのですが、悪の猫（猫じゃないのかな？）との戦いが済み
囚われた長老がマジックによって戻ってくるという楽しい展開の後
いよいよ一匹の猫が決まります。

過去に縛られたままの人生だった彼女が、心の弱さと戦った後に歌う。
小学生の頃、メモリーの「お願い私を抱いて　私に触って光とともに」この歌詞が理解できず
歌うのがちょっぴり恥ずかしかったりしましたが、今ならわかる気がします。

そして、誇り高い猫たちは選ばれた彼女を心から祝福し、舞踏会の夜は終わるのです。

終演後、猫の皆さんが客席に下りてきて握手をしてくれるのですが
私も手を伸ばして伸ばして、グリザベラさんと握手できました＾＾
ホントは・・マンカストラップさんがよかったな（笑）

いやはや、素晴らしいステージを観ることができました。
今度は二階席でも観劇したいですね。キャッツシアター自体が素晴らしい作りになっているので♪