maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

展覧会の絵

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2006
8/13(日)18:00開演
ミューザ川崎シンフォニーホール

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
リムスキー=コルサコフスペイン奇想曲Op34
ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲展覧会の絵

[指揮]ユベール・スダーン
[演奏]東京交響楽団

☆☆☆★★☆☆☆

7/21~8/13までミューザ川崎で行われていた
フェスタサマーミューザKAWASAKI2006

「音楽祭」って最近あちこちで行われるようになりましたが
プログラムが豊富なのと、手ごろな値段で聞けるという魅力もあり
たくさんの人が足を運んだのではないかしら?

私もいろいろ聞きたい曲もありましたが、結局最終日1回のみになっちゃった。
メインの「展覧会の絵」はうちの楽団の定期演奏会での曲目なので、お勉強もかねて。

まず最初は「ルスランとリュドミラ」。もともと大好きな曲なのです。
華やかなオープニング。やっぱりプロの演奏って違いますよね。
座席がちょうど指揮者の真横あたり(二階の)の位置で
ステージ向かって下手側なので、ちょうどヴァイオリンを後ろから見る感じ。
よくまぁあんなに右腕が動くもんだな・・と感心(笑)

スペイン奇想曲は以前うちの楽団で演奏したことがあります。
でも、オーケストラで聞くのは実は初めて。(生ではもちろん、CDなどでも聞いてなかった)
うわぁ・・この曲、吹奏楽よりオケの方が全然素敵・・^^;

この曲を聞いて思ったのですが、弦楽器特有の音って当たり前ですが管楽器では出ませんよね。
なのに、どうしてアレンジする時にソロ楽器などを同じにするんでしょう?
これでは管楽器で出ない音が存在するというだけで
オケバージョンを聞くたびに、なんだか「負けてる」感がしてしまう。

もちろん、曲そのものは素晴らしいものですし
吹奏楽でも演奏できる!という楽しみを日々感じている身なのですが・・。

って考えていたらあっというまに曲もクライマックス。
あら。もう一回聞きたいな♪


休憩を挟むことなくメインの展覧会の絵

最初のトランペット。
・・よかった。素敵だった♪ファンになった(!?)
この曲はあの出だしの音で決まるといっても過言でないと思う。
私もピアノで弾くときは一番緊張するし大切にしている音。

フルートに難を感じていたものの、
大好きなビドロのあたりからは、私を急速に眠りに引き込むほどに素敵な演奏でした(笑)
カタコンブのトロンボーンの音に「はっ!」と起きてみたら(うわっ、随分寝ちゃったね(T。T))
スダーンさんが両手をトロンボーンに向けて気合で音を引き出してる感じ(笑)

うちの楽団でもマエストロにあのようにされたら音がでるかしら?
この前練習の時に指揮者が前のめりになったところで
ついつい体を後ろに引いてしまい、「向かって来い」と言われましたが^^;

そして、展覧会の絵といえばキエフを聞かないと終われません。
バーバヤガの最後で上昇したあと、ゲネラルパウゼ!

うぉぉ。全力じゃないんだ。(今まで私はめいっぱい吹いていた)
一回目金管の美しいハーモニー。二回目楽器が増えて音色が変わり
そして三回目・・こうするとフォルテッシモがこんなに生きるんだぁ。
この曲って、基本的に同じメロディーの繰り返しじゃないですか。
どこかで「いっぱいいっぱい」になったとたんに面白みがなくなっちゃうんですね。

本当に勉強になりました!いい演奏だったぁ。

そして、アンコール!
スダーンさんからのスピーチで
「このフェスタの最後になりますので、皆さんと一緒に最後まで楽しみましょう」
そして曲はラデツキーo(^。^)o
スダーンさんが客席を向いてくれて、その指揮にあわせて手拍子をする。
トリオのところですーっと止めてあとはしばらく聞いていたら・・。

曲が・・壊れた!!
金管奏者はダカーポし(木管はわかんない)、弦楽器のみなさんはリピートしたのだ。
しかも・・しばらくどっちも折れないし^^;
客席でしばしハラハラしながら聞いていましたが、結局ダカーポ組が修正しどうにか演奏終了。

まさか・・このまま終われないよね。

と思っていたら、アンコール二曲目:星条旗よ永遠なれ
楽しい雰囲気に戻してコンサート終演となりました!

本当はラデツキーだけで終わりたかったんじゃないかな?と勘ぐりながらも^^;
いい演奏をたくさん聞けて良かったです♪