祖母の話

今日は祖母（父方）の一周忌。

生前、デイサービスにでかける日が大雨降りでも、
おばぁちゃんが家に帰ってくる時間には小降りになるほど
見事なくらい「晴れ女（というより、雨にぬれない人・・かな）」だったおばぁちゃん。
去年の今日は台風が近づいて、風も強く雨も降っていたのに
夜中に「亡くなった」と知らせを聞いて大急ぎで病院に駆けつけた時も
病院から家に連れて帰って来るときも雨風一切止んでいて（不気味なくらい）
朝方落ち着いた頃にざーーっと降ってきたっけ。

8年くらい前に脳梗塞で倒れてから
叔母の介護の元で暮らしていたおばぁちゃん。
痴呆がすすんでいたので、私のこともわからないことがほとんどでしたが
表情が豊かで、ほんとに可愛い人でした。

うちの父（長男）のことを、おじいちゃんだと思っていて
いつも一緒にいる私によくヤキモチを妬いていました＾＾；
「おばぁちゃーん♪」って手を握っても
あっち行け～～！！って顔でにらんだり（笑）

こんなに可愛い祖母も若い頃は本当に苦労をしたそうです。
祖母は戦後、祖父と子供達とで大阪で暮らしていましたが
祖父の仕事の関係で沖縄に戻った時に、大変なことが起こっていたのです。
今ではもうまったく理解しがたいこと！

うちの祖父は祖母と結婚する前に別の女性と生活をし、子供をもうけていました。
どういう理由か籍を入れていなかったそうなのですが
戦後、沖縄で戸籍謄本などがみんな無くなった混乱の中で
その女性が勝手に祖父との戸籍を作ってしまったのです。

どういういきさつがあったのか、どういう話し合いがもたれたか
今となってはわかりません。
余談ですが、うちの父・叔父・叔母は非嫡出子になってしまってるんです。

父が高校生の時に祖父は亡くなってしまったので
（しかもお墓はかの女性のところに入りました）
以降、銀行の食堂で仕事をしながら頑張っていたおばぁちゃん。

そうそう、おばぁちゃんの料理は本当に美味しかった！
私と弟の為に焼きそばを作ってくれたことがありましたが
野菜をたっぷり入れて手間をおしまず！
フライパン一回分が一人前だったのは忘れられません。
（うちの母は横着なので、5人前だってフライパン一回だもの＾＾；）

なんだかとりとめもなく祖母の話を書いてしまいました。
思い出したら、涙が止まらなくなってしまって・・。