maria_55’s blog

Yahoo!ブログで2005年~2014年まで書いていました。こちらは保管用。更新いたしません。

★モーツアルト★8/15(月) ソワレ ちょっと辛口(?)観劇記

キャスト
モーツアルト井上芳雄 コンスタンツェ:木村佳乃
オポルト:市川正親 ナンネール:高橋由美子 コロレド大司教山口祐一郎
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:香寿たつき

★★★
出張前の駆け込み観劇(笑)
モーツアルトは前回の公演(2002年)を見逃していたので
今年は絶対に見ようと思っていたもの。
初演が1999年だからかなり新しい作品だし
私が大好きな「エリザベート」と同じウイーンミュージカルなので
(作曲者もミヒャエル・クンツェだし)
とても期待をしていました。

ストーリーは、皆様ご存知・・モーツアルトの一生を
そのままなぞらえたもの。
でも、映画「アマデウス」との違いは結構大きい
「神童」と言われた時代の子役が、大人になったモーツアルトの横に常にいて
彼の音楽の才能と、人間臭さを両極に表現しているのが面白い。

また、レオポルト(父)やナンネール(姉)役に
市村正親高橋由美子などをキャスティングしていることで
なんとなくわかるかも知れないけど
家族のしがらみを前面に出してきているので
余計にモーツアルトが子供っぽく見えてくる。
「どんな子供もある意味天才であり、いかなる天才もある意味子供である」
ふむふむ。そういうこと??

音楽好きな人はきっとモーツアルトの生涯について
なんらかの知識があるのではないかと思うけど、
話の筋を知っていても、思わずへぇ・・と思ってしまう
なかなか楽しめる脚本になっていました。



ただ・・・・。
ミュージカル肝心の音楽に力を感じない。
主役の井上君も頑張っていたけど
もう一回観劇しようとは・・残念ながら。

あんなにたくさんの曲を作っても
後世であきられることのないモーツアルトって
本当に偉大な人なんだ!!
と逆に実感してしまいました(笑)


それから、今回愕然としたこと。
マナーの悪い人が多すぎます。

レミ・モーツアルト・エリザと
熱狂的な女性ファンが多い演目が続いてしまうと
みなさん我を忘れるのでしょうか?
それとも夏休みのさなかのせいでしょうか?

ミュージカルって本来大人の娯楽だと思ってるんだけどなぁ。
(子供は来るなって意味じゃないのよ。私の前にいた小学生の方がよっぽど大人しい^^)