パシフィック・ミュージック・フェスティバル

今日はサントリーホールでのPMF（パシフィック・ミュージック・フェスティバル）
に行ってきました。

なんといってもプログラムがすごい！
ロッシーニのセミラーミデ、泥棒かささぎ、ウイリアム・テル・・序曲三曲
そして、レスピーギのローマ三部作！！噴水・松・祭を堪能です。

しかも、席がとてもよく（！？）
トロンボーンの（ベルの向き）真正面。
こんな席でオケを聞くのは初めてです。
トロンボーンの音が一番よく聞こえます（笑）

セミラーミデは初めて聞きました・・＾＾；
結構スケールの大きい曲なのね。

そして、泥かさ・・。
私も一度演奏したこともあり、大好きな曲なんだけど
後半にトロボーンのおいしいフレーズがあって
必至に練習して4人で頑張ったのに
なんと今日はバストロ一本でオケ全体をひっぱる音量で吹いていました・・。
あの人はいったいどれだけスタミナがあるんだい？？

ウイリアム・テルも嵐の部分などのトロンボーンは全部命中。
いや、本来それが当たり前なんだろうけどね・・。
でも、自分が演奏した時は、たてよこぴったり音程ぴったり発音ばっちりで
命中したのは正直半分いったかどうかだし、
客席で聞いている時ってそんなにトロンボーンばかり聞いてないでしょ？
でも、今日の席では、トロンボーンの命中ぶりを見せ付けられた感じ。

曲が終わって、拍手喝采の途中で突然指揮者が棒を振り下ろした。
ウイリアム・テルのファンファーレからアンコール。
なかなかイキですな（笑）

PMSオーケストラは初めて聞いたのだが、
世界各地からオーディションで選ばれた若手音楽家によるものらしい。
提唱者はバーンスタイン。

さすがに若さは音に出る。
ローマ三部作もすごいパワーで演奏してくれました。
一番バランスがよかったのは松かな？
噴水は・・ちょっと表現が私好みではなく（若いな・・って思っちゃった＾＾；）
祭りは、技術はもちろんすごいものがあるけど
熱さの方が優先した感じ。
やっぱり総合的な感想としては、「熱い演奏だったね～。若いよねぇ」ってところでしょうか。

でも、若い・熱いから繊細さがない・・って意味ではなく
プロのスマートな演奏とは違った興奮や感動を味わえて
大満足な演奏会でした！


余談ですが、今日一緒に行ったお兄ちゃんが
ホールに入ってから知り合いをみつけて「こんばんは～」って挨拶していたんです。
席に着いたら、二階席の下手側で三人ならんで通路という席。
となりに一つあいている。

開演直前現れたのは、先ほどの方。
あんなに席数あるホールなのに、別でチケット買った知り合いと
隣同士になる確率って・・・・あまりないよね？
三人で笑ってしましました＾＾